室内温度「バリアフリー」を 断熱普及率は後進国 宇治市槇島町 サン・ウインド
2014年11月13日 城南新報 掲載記事より
室内温度「バリアフリー」を 断熱普及率は後進国 宇治市槇島町 サン・ウインド
宇治市横島町のサン・ウインド(株)(高橋秀直代表取締役)は、手軽かつリーズナブルな予算で断熱対策や結露軽減などに効果がある『エコ窓』を独自開発。省エネで快適な住まいづくりを目指して啓発活動にも力を注いでいる。
この商品の特徴はポリカーボネート板という素材の使用。航空機の内窓などにも採用されており、メーカー製ペアガラスの約3分1の費用で設置できる。さらに家庭でも簡単に取り付け作業が行え、紫外線も99%カットされる優れものだ。
現在、断熱窓の世界的普及率は先進国のヨーロッパやアメリカは90%以上で近隣の中国も約60%だが、日本は20%前後と取り付け意識は非常に低く、後進国というのが現状。住宅内での急激な温度変化によるショック死の率もかなり高いという。
開発するきっかけとなったのは、断熱窓のリフォーム依頼があった時に最終的に費用がかさんでキャンセルになったこと。何とか窓のプロフェショナルとして依頼者の予算に応えられる商品がないのかー考え抜き、手軽で低コストの『エコ窓』にだどりついたという。
また、先頃行われた宇治環境フェスタ(宇治市など主催)の会場にも出展。日常生活で「窓」がいかに大切かを周知するためにiPad などで映像も含めた説明も行った。
高橋社長は「室内温度の”バリアフリー”が大切。中小企業はお客様に喜んでもらえてこそ成り立つ」と言う。これからも断熱窓などに関して、より一層の啓発を行っていく構えだ。商品に関するお問い合わせはフリーコール0800-080-1400まで。