サン・ウインド テレビ・ラジオ出演
提案方法や独自窓を紹介
ガラス・サッシ販売のサン・ウインド(京都府宇治市)は昨年12月25日、京都の文化や企業を紹介するエフエム京都のラジオ番組「KYOTO NATION」に高橋社長が出演。同26日にはKBS京都テレビの経済情報番組「京BizS」に出演した。 「窓コンシェルジュ」という顧客のニーズにあった窓を提案するサービスや、同社オリジナル商品の3二豎窓化キット「エコ窓」などが紹介された。
「京BizS」では高橋社長が実験装置を使ってガラスの遮音性や断熱・遮熱性を説明。実験することで顧客が窓についての理解を深め、納得した上でベストな選択購入ができるようになるという同社の提案方針を紹介した。
高橋社長が考案したガラスのボールと遮音測定器を使った実験装置で、二重窓の遮音効果を説明。 90デシベルの警報ブザーを鳴らし、窓を閉めた状態を想定してボールをかぶせると、騒音は72デシベルに下がった。機密性の高いサッシを想定してボールを下に敷いたタオルに押さえ付け、隙間を少なくすると約60デシベルに低下した。
二重窓を想定し、ボールの上からひとまわり大きなボールをかぶせてタオルに押さえつけると、騒音は52デシベルまで下がった。アナウンサーは「火を見るより明らかで、わかりやすい実験だ」と驚いた。
遮熱性能の実験では、単板ガラスとエコガラスの裏側から白熱電球を照射し、アナウンサーが手をかざして暑さの違いを体感。エコガラスの冬期の断熱性能や、結露を防ぐことも紹介された。
今ある窓に専用アタッチメント等で樹脂板を取り付け、簡単に二重窓化できるキット「エコ窓」をアナウンサーが実際に製作。 1分30秒程度で1窓が完成した。
5mmの空気層が温度のクッションなることで暖かく、樹脂の素材としての断熱性もあると説明。通常の複層ガラスの4分の1程度のコストで、ほぼ同等の性能を確保できることが紹介された。
「エコ窓」は高橋社長が寒い部屋で家族を介護する人から相談を受けたが、ガラス交換は費用が高く断念したことがきっかけで開発したというエピソードも紹介。同社が東日本大震災の被災地で「エコ窓」を取り付け、節電や断熱に貢献している活動も紹介された。
高橋社長は「お客さまの利益、気持ちに応じたビジネススタイルでないとお客さまにご支持が頂けない。 『ありがとう』『助かった』と心から喜んでいただく積み重ねこそが、中小企業が生きていく上で一番大事で、事業を進める上での大きな理由だ」と述べた。
ガラス・建装時報 記事より